「慢性疲労症候群日記」湯浅俊恭
2001年発行の古い本。
1994年(平成6)に慢性疲労症候群を発症し、2001年までのことを、
日記の形式で書いた本。
著者はシステムエンジニアということで、わたしと同業者であり、
分析のところがいかにもという感じで良い。
体調は悪いのに、病院でいろいろ検査しても、なかなか原因がわからなかったり、
自分でいろいろと調べたり、その後いい先生に出会ったりと、
わたしのたどってきた道と共通することは多いし、
恐らく慢性疲労症候群の患者は同じような道をたどる人が多いんだと思う。
周りの人にもなかなか病状を理解されなかったり、
仕事に差し支えたり、
いろんな薬を試してみたり、
症状の起伏で、まともな生活が送れなかったり。
そんな様子が、患者の言葉で描かれているのがよい。
古い本だが、参考になることも多い。